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サヌカイトって?
約1,500万年前にできた黒い石「サヌカイト」。
坂出をはじめとする香川の地で採れるこの石は、鋭く割れる性質から、昔はナイフのような道具として使われていました。

さらに、旧石器時代から道具として活用されていた歴史があり、その美しい音色も特徴的。
坂出では親しみを込めて「カンカン石」と呼ばれ、古代から現代までさまざまな形で親しまれています。
サヌカイトはどんなふうに採れるの?
サヌカイトは、火山活動によって生まれた岩石で、香川県内の山地などで見つかります。
特に、採石場では職人の手によって慎重に掘り出され、加工されることで楽器や工芸品へと生まれ変わります。
自然に割れた状態のものもあり、それらは加工せずにそのまま音を鳴らすアイテムとして使われることも。
まさに、地球が育んだ“天然の楽器”といえる存在です。

ちなにに、その名前、どうやって決まったの?
この黒くて美しい石を名付けたのは、ドイツの地質学者 ハインリッヒ・エドムント・ナウマン。明治時代に日本の地質を調査していた彼が、産地である「讃岐(さぬき)」にちなんで 「サヌカイト(Sanukite)」 と名付けたんだとか。
ちなみに、もう一人のドイツ人地質学者 ワインシェンク も関わっていたという説も。
でも、ナウマンがこの石の名付け親として有名です。
讃岐の大地が生んだ“音の石”、その名の由来にもロマンを感じます。
サヌカイトを体験する
サヌカイトの魅力を存分に味わうなら、実際に触れて、音を聴いてみるのがおすすめ!
●自分だけの音を持ち帰ろう
不定期で、風鈴やリースなど自分だけのサヌカイトアイテムを作るワークショップを開催しています。
開催情報は当サイトのイベントページにアップしていきます。
●プロの奏者による演奏会を楽しむ
船迫優子 (東京フィルハーモニー交響楽団 打楽器奏者)
2007年より東京フィルハーモニー交響楽団打楽器奏者。オーケストラ奏者として、クラシック音楽はもとより、坂本龍一、玉置浩二、YOSHIKI など他ジャンルのアーティストとも多数共演、NHK「紅白歌合戦」「クラシックTV」テレビ朝日「題名のない音楽会」をはじめメディアにも度々出演。2021年KLANG KLANG 平井美恵子氏と出会いサヌカイトの演奏を始める。2023年「さかいで塩まつり」出演、東京・さんぱち食堂にて「サヌカイトナイト」開催。
詳細は こちらをご覧ください。
サヌカイトの音色を極めたプロの演奏家によるコンサートも開催。
透明感のある美しい響きを、じっくり堪能できる貴重な機会です。
実は、2000年のシドニーオリンピックの開会式でもサヌカイトの音色が響いていました。
世界の舞台で認められた、その特別な音をぜひ体感してみてください。
イベント開催については、当サイトのイベントページにて随時情報を掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
●暮らしに取り入れてみる
サヌカイトを使ったインテリアグッズも人気です。
シンプルでモダンなデザインのオブジェや、音を楽しめる風鈴など、暮らしの中で“音のアート”を楽しめるアイテムがたくさん。
現代の忙しい心を静めてくれる存在になっています。
[香川県内販売店]
香川県内の店舗でもサヌカイトグッズをお取り扱いしています。
地元で手に入れることができるので、ぜひお近くの店舗にも足を運んでみてください。詳細は以下のマップからご確認いただけます。
音に導かれて旅する坂出。サヌカイトの澄んだ響きを感じながら、いつもと違う旅の楽しみ方を見つけてみませんか?