白峯寺
四国八十八ヶ所霊場・第81番札所です。弘仁6年(815年)弘法大師(空海)が、白峯山中に如意宝珠を埋め、閼伽井(あかい)を掘り、後に智証大師(円珍)が堂宇を建立したと伝えられています。
当寺にはすべての干支の守り本尊が各堂に祀られており、四国で唯一の御陵である白峯陵が隣接し、讃岐三天狗、日本八天狗の一狗である白峯大権現(相模坊)が守護しています。
また県内最大落差を誇る稚児の滝があり、一年を通して花が楽しめ、特に春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉が有名でシーズンには多くの参拝者が訪れます。
県道鴨川・五色台線から白峯寺へ入る途中にある苔むした石造りの「白峯寺十三重塔」をはじめ、境内には国指定の重要文化財のお堂が立ち並びます。
崇徳天皇白峯寺陵
崇徳上皇のご遺体は八十場の泉に浸さた後、都からの検視を経て白峯に送られ荼毘に付され、その場に葬られ、その地を御陵としました。これが 白峰御陵で、四国にある唯一の天皇陵として宮内庁が管理しています。
初代高松藩主頼重、五代頼恭、十一代頼聡らにより、修復が重ねられ、参拝口を現在の南面に改めるなど、今日見るように整備されました。