岩黒島
いわくろじま
岩黒島ってこんなところ
瀬戸大橋の途中にある、ちょっと不思議でとても魅力的な小さな島。
1797年、多度津町の佐柳島から人々が移り住んだのがはじまりで、島の北側は黒っぽい岩(斑れい岩)でできていることから「岩黒島」という名前がついたそうです。橋が開通してからは、バスでのみ入島できます。
アクセスもちょっと特別!
瀬戸大橋の途中からエレベーターで島に降り立つという、まるで秘密の入り口みたいな体験ができます。
ぐるぐるとらせん状に伸びるループ橋からの眺めは、まるで空中散歩。写真映えもばっちりです!
瓦づくりと黒浜のふしぎな風景
明治時代、この地域では粘土を使って瓦が作られていました。実はこの粘土、黒っぽい岩「斑れい岩」が長い時間をかけて風化してできたもの。地表近くでは赤っぽい土になり、自然の力で色や形が変わっていく様子は、まるで地球の時間を感じるようです。風化せずに残った岩のかけら(コアストーン)は、海辺の崖が崩れたときに粘土分が流れ落ち、黒浜の海岸にゴロゴロと残っています。子どもたちと一緒に「どんな形があるかな?」と探してみるのも楽しいですよ。

自然の恵みが、文化のかたちに
岩黒島にある初田神社や大天狗神社では、なんと狛犬や小さなお社(祠)が瓦で作られています。島の墓地にも瓦づくりのものが見られるほどで、昔からこの土地の粘土を活かして、暮らしの中に文化を育んできたことが伝わってきます。黒っぽい岩が風化してできた粘土。その粘土が、瓦となり、神社やお墓に使われている——そんな自然と人のつながりが、島のあちこちに静かに息づいています。
島のごちそう、のんびり時間
民宿「みはらし」さんで味わう、旬のお魚料理。
海の香りに包まれて、ほっこり一泊。
ゆったり流れる島時間に、心もほぐれます。
~番外編~のんびり港町、猫たちとの出会い
漁港のそばを歩けば、あちこちに気ままな猫たち。
人懐っこい子も、ちょっとツンな子も。
猫好きさんにはたまらない、癒しの散策タイムです。
猫に会いに、海を眺めに、瓦の狛犬にびっくりしに。
島には、ちょっと特別な“ふつうの幸せ”が詰まっています。
さあ、瀬戸大橋を渡って、のんびり旅へ。
INFORMATION
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住所
坂出市岩黒島
GOOGLE MAPS
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アクセス
琴参バス(瀬戸大橋線)をご利用ください。